カテゴリー別アーカイブ: ライティング

ライティング – 言語の習得はまねから

日本的な勉強法

英語教育に携わる人の結構多くが、

(特に外国人講師)日本の学校での

英語の勉強法に懐疑的です。

 

一文一文訳していくGrammar Translation、

内容よりも文法への偏重、読み取り中心の

インプット、書き写し等の反復練習等。

 

しかし、昔と比べたらかなりコミュニケーション

重視の実用的な英語習得を目指す内容に

変わって(進化して)きたと思います。

まあ、全く進化できない講師が大勢いるのも

事実ですが。

英語を教えるものとして、英語力の向上は

もちろん、英語の教え方(教授法)の向上は

当然の義務です。

 

 

娘の学校でも

娘に聞くと、進化できなくほろびていく恐竜の様な

英語の先生が、高校に大勢いたと言っています。

きっと、これは英語だけでなく他の科目も同様だと

思います。そして高校だけではなく、言わゆる民間の

英会話学校や語学学校も同様でしょう。

 

ちなみに、私は民間の英語学校でも働いて

いるので、実情を知っているつもりです。

 

もちろん今まで3つの英語学校でしか

働いていないので、すべての学校について

語れるわけではありませんが。

 

ただ、他校の先生の話を聞くと、よく

似た状況です。

 

 

模倣はOK

日本の英語教育に問題があると感じている

英語教育関係者がいる事を書きましたが、

私は上述した「書き写し等の反復練習」

は効果的な勉強法だと思います。

もちろん、勉強の一部としてですよ(笑)

 

繰り返し言っているように、バランスが

大事で、何事もやりすぎや極端なかたより

はノー・グッド(NG)!

 

どんな分野でもそうですが、最初は

まねをするんです、良いものの。

模倣から、いいこと、使えそうなこと

を吸収して、自分のスタイルにして

いけばいいのです。

 

 

模倣は最大の上達法なんです!

一流とされている、自分のスタイルを

持っているとされる人たちでも、最初は

あこがれのアーティストの真似だったんです。

 

一流ミュージシャンだってそうですよね。

最初からオリジナルな曲を作ったり

個性的な演奏したりすることはできません。

好きなアーティストの曲をまね(コピー)

して、それをベースに自分のスタイルを

形成していったのです。

 

プロのミュージシャンはみんな、誰かの

影響を受けています。

 

 

 

正確な自然な英語を書き写す

だから、英語の書き写しには大賛成です。

ただ、内容が分かるもの、あるいは

解読したものを書き写してくださいよ。

なんて言っているか分からないものは、

アルファベットの練習にしかなりません(笑)

 

ストーリーを理解しながら、書き写して下さい。

ストーリーをかみ締めながら….

ビーフ・ジャーキーのように

 

そして、正しい、自然な、質の高い英文を

何回も書き写してください。

 

ぜったいWritingの向上につながります!

 

 

 

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ライティング – 日本語からの直訳は無理

英語の語順に慣れよう

初心者であればあるほど、日本語を
そのまま英語にしようとします。
これはビギナーであれば仕方が
無いことです。

残念なことに、日本語から英語に直訳
しようとすると、多くの場合誤訳になって
しまいます。

その理由の一つには英語と日本語の
語順のちがいにあります。

例えば英語では、
I study English.
と言いますが、これをそのままの語順で
日本語にすると、
「私は勉強する英語を」
になります。

語順が違うのがわかりますか?

この語順がしっくりくるように、英語漬けに
なる必要があります。日本語を介さずに
英語がそのまま出てくる状態が理想です。

もちろん、そこまでの道のりは大変ですよ(笑)
多大なインプットが必要です。

 

英語は主語を抜かさない

日本語は主語を省くことが多い言語です。
英語で頻繁に出てくる “I” 、日本語では
頻繁にカットされます。

以下の表現は全て主語がありませんが、
ごく自然な日本語ですよね。

「疲れました」
「田中と申します」
「今英語を勉強しています」
「まだ独身です」

英語でしたら全部「I」(アイ)で始まります。
上記の日本文を英語で表しますと、
I am tired.
I am Tanaka.
I am studying English now.
I am still single.

 

形式的な主語さえも英語にはある

ビギナーの英語学習者によくある間違いを一つ。
「ここは寒いなあ~」と言う日本語を、一語
一語語順通りに直訳して、

“Here is cold”

と、英作文してしまうことです。
これは直訳そのものですが、
英語としてはまちがっています。

正しくは、「It is cold here.」

ここでは形式上の主語である
Itを用いて主語を形成しています。
英語では主語抜くどころか、形式的な
「It」まで突っ込んで、主語レスを避けて
いるのです。
主語レス? 私が今作った造語です。
主語が無いことです(笑)

そう、英語は主語を必要とする言語なんです!

 

英語を書くときに注意

英語初心者への基本的なアドバイスです。
英語を書く時は語順と主語に注意しましょう。

*文章に主語があるか?
*主語の位置にある言葉はあっているのか?
*主語、述語の語順になっているか?

何事もそうですが、基本を徹底的に
マスターしましょう。
基本が出来ていないのに、その上を
目指すのは非常に難しいですよ!

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Writing - 間違いから学べ

恵まれた環境の生徒さん

英語習得を目指している方の
中には非常に恵まれた環境に
いる人もいます。

この恵まれた環境とは、英語
学校、英会話スクーに通って
いる、あるいは神様の様な英語
の出来る友達がいるような、状況。

前者2つのケースは、時間的、
経済的に余裕がないと可能じ
ゃないから恵まれていますし、
最後の神様の様なと言うのは
英語の間違いとかを指摘して
くれるような友達のことです。

そんな、友達普通いませせんよね.

だから神様の様な….

でも残念な学習が多い

英語・英会話スクールに通って
いる方々は、自分で書いた英文
を添削・チェックしてもらえる
と思います。もちろん、何のク
ラスを受講しているかによりま
すが。ライティングのクラスで
あれば、まず確実に講師に英作
文をみてもらえますよね。

私の学校では、授業と関係な
くても、生徒さんが英作文、エッ
セイを提出すると、講師に添削
してもらえるサービスがあります。

しかしだ、何回添削しても、同じ
間違いを繰りかえしする生徒さん
が結構多数いる。あるいはすごい
量を書きマクって、明らかに、戻
ってきた添削済みの作文に目をと
おす時間なんかないんだろうな、
と思える生徒も。

つまり、講師の行った添削に目を
とおしていない、「残念」な生徒
サンたちが。

 

やりっぱなしはよくない

英語のWritingに限らず、何事も
そうですが、「やりっぱなし」
はよくありません。

もちろん、「やらない」よりは
たとえやりっぱなしでも「やる」
方がいいのですが…

しかし、高いお金を払って英語
学校に来ているわけです。

せっかく、自分の英語の間違いを
指摘してもらえるのに、そこから
何も学ばないなんて….

本当にもったいない。

英語を書くのと同じ時間見直しをし、
講師の添削に「注意」をして「認識」
すべきである。
なぜ、添削されているのか、なぜ自分
の書いた英文がおかしいのか….

そこまで考えると、Intake (内在化)
される可能性が増します。

 

すべての学習に言えます

と、言うことで、添削、間違いの指摘、
アドバイスをもらえる恵まれた立場の
人は、最大限フィードバックを活用、
有効利用してください。

そうしないと、一生同じ間違いを
し続けますよ。

これって、全ての学びどころか、
人生そのものに当てはまるかも!

大げさか….

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ライティング – リーディング・インプット

ライティングには型がある

仲のいい友達へのメールや
Facebookへの書き込みは、
ある程度好きなように書けば
いいのですが、論文、エッセイ、
ビジネスの文書等などは、決まった
型と言うか書式があります。
これは、英語に限ったことでは
ありません。

TOEFLライティングのクラスで
は、エッセイの構成をまず教えます。
構成を考えてから、その枠組みに
情報(英文)を流し込みます。

教本や英語学校で構成・型を学ぼう

英文の構成・型は覚えてしまえば
いいだけなので、あんまり問題じゃ
ないですよね。
一番の問題は知らないことです(笑)

これは本屋に行けばいくらでも英語
ライティングの本が売っていますし、
ネットでも探せばただで学べます。

手取り足とり教えてほしいのであれば
英語学校とかに行けば、喜んで
教えてくれるでしょう。

でも、大変なのは構成よりも
実際の英文です!

英語表現はインプットから

ライティングに限らず、言語習得
の基本はインプットです。
当然のことですが、自分自身に
「英語」をとりこまないと何も
出てきません。

各英語学習者が, 必要としている
英文の構成や型を習得した後は、
中身の英文を書くだけの力をつける
必要があります。

その第一歩としてインプットが
あるのですが、やはり自分が書こうと
思っている英文と, 同タイプの物を
沢山インプットすることをおすすめします。

英語で論文を書く必要がある人は
英語論文をいっぱい読んでください。
英語でエッセイを書く必要がある人は
エッセイを多読してください。
英語で注文書を書かなくてはいけない
人は英語の注文書に目をとおして下さい。

あたり前の事を長々と書いてしまいました。

See you again!

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ライティング - どのレベルのライティング?

例えばTOEFL Writing

私はTOEFLのライティングの
授業も担当しているのですが、
TOEFL のライティングでは、
ただ単に英語が書けるだけでなく、
文章全体の構成、論理展開、説得力、
全体のまとまり等が問われます。

与えられた課題に対して、自分の考えを
論理的に、具体例等を用いて、短時間で
説明していく必要があります。

はっきり言ってTOEFLのライティング
では、英語力以上の物が問われています。

その証拠に、与えられた課題に対して
「日本語でも答えられないわ」
と嘆く生徒さんが結構います。

その難しいライティングのクラスに…

私の勤めいている語学学校で
よくある問題が、文章単位の英語が
書けないのに、TOEFL Writingのクラスで
勉強している生徒さん達がいることです。

そのクラスで、英語の単文を正確に書けない
書けない生徒さんが受講しています。
明らかに場違いなのはわかりますよね?

いくら、TOEFLのテストを受ける必要が
あるからと言って、英語で正確な文を
書けない学習者に、説得力のある
エッセイを書く事を要求しても…

もちろん、その様なクラスに入れる
学校のスタッフも悪いのですが。
と、言うかスタッフは問題と感じて
いなんでしょうね。

そのような生徒さんは、
「ライティング - 基本から」でも述べたように、
まずは簡単な文章を正確に書く
ことから始めるべきです。

簡単な文章を書けるようになってから、
それらの文章を論理的につなぎあわせて、
内容のあるエッセイやスピーチや英文レターを
書けるようになるのです。

自分のレベルを見極めて

これは私個人の考えですが、ライティングに
関しては二つの次元があると思います。

一つは文章単位のライティング。
つまり、「私は大阪に12年住んでいます」
「大阪は素晴らしい街です」等の文章の
内容を英語で正確に書くライティング。

もうひとつの段階は、こう言った文章を
つなぎ合わせて、情報が伝わる、心に響く、
人を説得する、人がなるほどと思う文章が
書けるかどうか。

勿論、文章単位の英語が書ける事が
先ですよね。短い文章が書けないのに
エッセイや論文やスピーチが書けるわけ
がありません。

まずは簡単な文章を正確に、そして
すらすらと書けるようになることから
スタートして下さい。

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ライティング - 基本から

全ては基本から

ライティングに限りませんが、
基本的な文章も書けないのに、
ビジネス・ライティングやエッセイ
・ライティングはできません。

なぜこのような事をわざわざ言うかと
いいますと、そのような生徒さんが
結構多数いるんです。
やはり、基礎ができていないと
ビジネスライティングとかいきなり
できません。(笑)

基本的な文章、“I study English.”
の様な、主語ー述語―目的語の
構成の文章をまずスラスラと
書けるようにしましょう。

別に文型は意識しなくていいですが(笑)
簡単な、基本的な文章でいいですよ、
と言うことを言いたかっただけです。

Fluencyを鍛えよう

言語習得において「Fluency」と言う
概念があります。Fluencyとは日本語
にすると「流暢さ」です。

日本語で「流暢さ」と言うと、どうしても
スピーキング、つまりペラペラ英語を話す
事を想像してしまいます。

しかし、英語ではwriting fluency
Listening fluency, reading fluency と
四技能すべてにfluency と言う概念が
あります。

そこで、簡単な基本的な文章をたくさん
書いて、Writing fluencyを鍛えてください。

日記なんかがいいのではないでしょうか?

I had no work today. I went shopping in Umeda.
I bought a new bag. It is a new model. After that,
I ate lunch at Osteria Gaudante.
It is an Italian restaurant. The spaghetti was very good.

このような簡単な内容で、量をこなしてください。
日本語を介さずに…

基礎を固めよう

簡単な英文をたくさん書いて、
Writing fluencyを鍛え、基礎力を
つけていくと、英文を書く際、日本語から
英語ではなく、だんだん日本語を介さずに
英語がそのまま書けるようになります。

これは簡単な文章を反復する事に
より可能です。
そして、最初は簡単な単文しか書けなくても、
少しづつ、もっと複雑な、情報量が多い複文
が書けるようになります。

どんな高度な構成の英文でも、根底には
基本文型がありますので、基本をかため、
writing fluencyを鍛えることは、絶対英語
ライティングの向上につながります。

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ライティング - 高水準が求められる

ライティングが要求される場

英語を書くことが要求される状況として、
職場や海外への留学・駐在等がありえます。
海外の取引先に英文emailを書いたり、
英語で資料を作成したり、まさにグローバル
時代だからこその業務です。

楽天みたいに文書どころか、社内の
言語(公用語)が英語と言う所も…
(本当に100%英語なのか、私は
少し懐疑的ですが)

また学生さんに関しても、留学とまでは
いかなくても、受験でも英作文や英訳を
しなくてはいけないかもしれません。

英会話業界で働いているので受験には
あまり詳しくないのですが。

仕事や留学先で

と、言う事で職場や学校等非常に大事な場面で
ライティングが要求されます。
職場ではお金をもらって英文を書き
(業務の一部なので)、学校では成績に
かかわってくるのです。大学では英語の
授業の単位をとれるか、どうかに…

ライティングの怖いところは、活字が
残ることです。スピーキング(話す)、つまり
話したことはしばらくしたら、人々の記憶から
薄れていきますが、ライティング(書くこと)は
Emailや書類として残ります。
英語のまちがいや、不自然な表現がそのまま
証拠として… 多くの人が気になるのでは?

まあ、私みたいに開き直ればいのですが…
「母国語でないんだから間違いもあるだろ!」と。

と、言うことで英語のWritingを必要と
して言う人はかなり高度なスキルが
要求されるのです。

もちろんカジュアルな状況でも

とは、言っても最近はメール、ツイッター
ブログ、フェイスブックなどで世界中の人が
つながったので、カジュアルな場面で英語を書く
機会も増えてきました。

フェイスブックで外国人の友達とつながり、
英語で書き込みをすることは、もはや
そんなに珍しいことではないのでは?
相手がアジアの国の友達でも多分
英語でコミュニケーションをとりますよね。

その様な場では、そんなに完璧な
英語でなくても、問題ありません。
上司に怒られるわけも、成績が下がる
わけでもありません。

気軽にライティングを楽しめる機会も
増えてきました。間違いを怖れずに
英語でのコミュニケーションを楽しん
でください。英語のどのスキルもそう
ですが、量をこなすことは大事です。
結論
英文を書くスキルが必要な学習者の
皆さん、高い水準が多分要求されるので
正確な文章を書けるようになることを
意識して取り組んでください。

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