ライティング - どのレベルのライティング?

例えばTOEFL Writing

私はTOEFLのライティングの
授業も担当しているのですが、
TOEFL のライティングでは、
ただ単に英語が書けるだけでなく、
文章全体の構成、論理展開、説得力、
全体のまとまり等が問われます。

与えられた課題に対して、自分の考えを
論理的に、具体例等を用いて、短時間で
説明していく必要があります。

はっきり言ってTOEFLのライティング
では、英語力以上の物が問われています。

その証拠に、与えられた課題に対して
「日本語でも答えられないわ」
と嘆く生徒さんが結構います。

その難しいライティングのクラスに…

私の勤めいている語学学校で
よくある問題が、文章単位の英語が
書けないのに、TOEFL Writingのクラスで
勉強している生徒さん達がいることです。

そのクラスで、英語の単文を正確に書けない
書けない生徒さんが受講しています。
明らかに場違いなのはわかりますよね?

いくら、TOEFLのテストを受ける必要が
あるからと言って、英語で正確な文を
書けない学習者に、説得力のある
エッセイを書く事を要求しても…

もちろん、その様なクラスに入れる
学校のスタッフも悪いのですが。
と、言うかスタッフは問題と感じて
いなんでしょうね。

そのような生徒さんは、
「ライティング - 基本から」でも述べたように、
まずは簡単な文章を正確に書く
ことから始めるべきです。

簡単な文章を書けるようになってから、
それらの文章を論理的につなぎあわせて、
内容のあるエッセイやスピーチや英文レターを
書けるようになるのです。

自分のレベルを見極めて

これは私個人の考えですが、ライティングに
関しては二つの次元があると思います。

一つは文章単位のライティング。
つまり、「私は大阪に12年住んでいます」
「大阪は素晴らしい街です」等の文章の
内容を英語で正確に書くライティング。

もうひとつの段階は、こう言った文章を
つなぎ合わせて、情報が伝わる、心に響く、
人を説得する、人がなるほどと思う文章が
書けるかどうか。

勿論、文章単位の英語が書ける事が
先ですよね。短い文章が書けないのに
エッセイや論文やスピーチが書けるわけ
がありません。

まずは簡単な文章を正確に、そして
すらすらと書けるようになることから
スタートして下さい。

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