月別アーカイブ: 2015年8月

英語を教えています

英語の講師

ほとんどの方にはどうでも
いいことかもしれませんが(笑い)、
私は「英語」を教えていることに
こだわりを持っています。

「英語を」と言う部分にです。

つまり、私は「TOEICを教える」
のでもなく、「英検を教える」
のでもなく「TOEFLを教える」
わけでもなく、

「英語を」教えています。
「英語を」教えているつもりです。
そして、今後も「英語を」教えたいと
思っています。

でも、私が何を言いたいのか、
読者の皆さんはあまり
ピンとこないでしょ?(笑)

個人のこだわりって,そういうものです

 

「先生、TOEIC教えられますか?」

大学では勿論の事、
民間の英会話スクールでも、
教務スタッフや上司から
「先生、TOEIC教えられますか?」
って、きかれる事があります。

もしかしたら、この表現に違和感を
感じるのは私だけ?

でも、なんか答えなくてはと
思い、いつも

「TOEICはどうか知らんけど
私は英語の先生なので
英語だったら教えられますよ」

って答えたい衝動を抑えて、

「TOEICテストがどんなもんかは知っています」

と無難な答えをしている保身の自分が…

 

そもそもTOEICを教えるって…?

なんとなくわかるけど、よく
考えるとおかしな表現です。

TOEICテストの形式や概要を
教えるとかだったらわかるけど。

そもそも私の理解だと
TOEICって英語のテスト
のはずなのですが。

でも、このような言い方、先述
したようにいくらでも見たり、
耳にしたりします。

この業界でも聞くし、英語学習の
本やウェブ・サイトでもみます。

グーグルで”TOEICの勉強”
でフレーズ検索したら
352,000件のヒット。

結構な数ですよね。
心配になります。

何が心配かって?

英語の勉強でなく、
「TOEICの勉強」
「TOEFLの勉強」

が主流になることが。

 

結論

私は英語を教えている
英語の講師です(笑)
マークシートの埋め方を
を教えている者では
ございません。

でも、それ以上に私が英語習得
のために日々努力をしている
英語学習者の皆さんに言いたいのは、
皆さんがTOEICや英検の勉強ではなく

「英語の勉強をしている」

と言う認識を持ってほしいと
言うことです。

「そんなことはわかっている」
と言う人はいいですよ(笑)
今までどおりがんばってください。

You are on the right track!

TOEICとかTOEFLテストの
コースやレッスンを受講
している皆さん、
マーク・シートを埋める
テクニックではなく、本当の
英語力を身につけるため
の勉強をしているか、時々
立ち止まって考えてみてください。

 

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こなすと習得は違う

 講師として一言申したい!(笑)

私は英語の講師をして
生計をたてています。

私の英語のクラスには
英語を習得したくて、高い
お金を払って生徒さんが
来ます。

もう20年以上この仕事を
していますが、いわゆる
「残念な生徒さん」と言うか
「わかっていない生徒さん」
を何人もみてきました。

これは、愚痴を言うために
書いているのではありませんよ!(笑)
愚痴は他の所で言っていますので…

これは、皆さんの英語の習得に
役立つようにと思って書いています。
英語を習得してほしいと思い綴ります。

英語習得に対する姿勢について

やっと本題に… すみません。

私は言語は本来、人と人との
コミュニケーションのために
あると思っていますので、
私のクラスでは生徒さん同士で
ペアを組んで、会話練習を
することが多々あります。

練習なくして上達、習得、そして
使える様にはならない。

ところが、生徒の中には習得、上達に
関係なく、ただ単に私に言われたことを
「こなしている」人たちがいる。
しかも、結構いる。

例えば、教科書に趣味に関する質問が
10問書いてあって、それをお互いに
ききあうActivityがあるとしましょう。
10分間練習の時間を与えます。

5分くらい経過すると、日本語で
雑談してたり、ボーッと座ってい
る生徒さんがぽつぽつと。

ボーッと座っている生徒さんに
「どうしたんですか?」ときくと
誇らしげに、「もう終わりました」と言う。

「じゃあ、この質問をきかれたら
スラスラ答えられるんですね?」
と、私が尋ねると、「そんな無理ですよ」
みたいな顔をしている。

その一方で…

でも、中には一通り質問を
したあとにも、同じ質問を
繰り返し練習しているペアも。
「もう一回やろうか」って言う
前向きな姿勢の生徒さんもいる。

あるいは、英語で追加質問をして
英語で話を続けている生徒さんも。

そうなんです、指示をしなくても自発的に
関連質問(follow up questions)
をしている生徒さん達がいるんです。

私が言いたいことわかりますよね。

こなすと習得は違う

そう、前者の生徒さん達は
「こなしている」んですよね。
まるで、自分の意志と関係なく
一方的に与えられた課題かのごとく。
講師に言われたからやっていて、
何のために練習をしているか、
わかっていない。(考えない?)

まあ、中学生とか高校生だったら
わかります。

大学生? まあ、ありえるかな(笑)
もちろん、本当はあってはいけないんですよ。

しかし、大人でもこういう人めずらしくありませんよ。
悲しくなりますね…
だれのために「こなして」いるのだろう?

私のため?
講師に言われたから?

目的意識をもって

もちろん読者の皆さんは、
英語習得に向けて、目的意識を
もって、自発的に行動をおこして
練習に取り組んでいますよね。

私が英語教授法、TESOLの修士課程を
やっていた時、いまだに心に残っている
言葉があります。

Take responsibility for your own learning

ぜひ、この姿勢を持ち続けてください

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