月別アーカイブ: 2015年6月

スピーキング - 日本語会話できますか?

会話を続ける能力

パーティーで横に座った人と
お話をしたいと思います。
もしかしたら、本当はしたくない
のかもしれませんが、しないと
気まずい。気まずい雰囲気で
苦しい。しかも、横に座っているのに
一切口をきかないのは常識に
かけているかも。他のパーティー
出席者も気づくだろう….
非常識だと思われたくない。

そんな時に、自然に話しかけて
話が途切れないようにする能力
が「会話力」だと私は思っています。

しかし、あなたはこれを日本で、日本人
相手にできますか?

つまり、
「あなたは日本語会話ができますか?」

現実はきびしい

日本語で初対面の人に、自然に
話しかけ、会話を続けることが
できなければ、当然ですが英語で
はできませんよね。

でも、それを認識せずに私が
教えている学校でもスピーキング
のクラスに入っている生徒さんが
います。

例えば1回目の英会話の授業で、
それぞれの生徒さんに自己紹介を
英語でしてもらいます。
自己紹介が終わった後に、他の生徒さんに
「なんか彼に質問をしてください」とそくしても
シーンとしていることがあります。

生徒さんにきくと、
「別に質問したいことがない」
「質問が思いつかない」
「何をきいていいのかわからない」
等、英語以前の問題が….

英語を話すと言うことは

私は英語を話すことには、
「沈黙」を作らずに、相手から
発言をひきだし、話を続ける能力
も含んでいると思います。

あいさつから始め、世間話を
自然にする事は簡単ではありません。

使える英語を目指すのであれば
そこまで出来るように、がんばって
ほしいですね。

そこまでできて、「英語が話せる」
「英語でコミュニケーションがとれる」
と言えると私は思っています。
日本語の文章を英語で言える
だけでは通用しません。

少なくとも、私自身自分はそのレベル
を目指しています。

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日本語でできないことが… 英語でできるわけがない

英語熱は続くでしょうが

皆さんも知っているように、
英語を話せるようになりたい、
英語でコミュニケーションを
とりたい、と思い英語を勉強して
いる人がこの国には大勢います。

やはり、英語が世界共通語に
一番近いし、たとえ中国語が
主流になったとしても、英語を
習得しようとする日本人は減ら
ないと思います。
実用性だけでなく、英語は
やはり「かっこいい」ですよね。
言語そのものはさておき、その背景
にある英語圏の文化、伝統、民族が。

英語圏の国から、ロック、ポップ、
ハリウッド映画、スポーツ、ファッション
が発生して日本に入ってきている
わけですから。

しかし、日本語でできないことが…

私は英語を教えて生計をたてています。
英語を学習したい人がいるから、
給料がもらえます。
ですから、この英語に対する熱意は
ありがたいことです。

英語学習者が中国語学習者に
なったら…. 私は… 困るな~(笑)
仕事がなくなるので。

だから、みんなに英語を一生懸命
勉強してほしいと言うのが本心です。

それをあえて認めたうえで、
英語習得を目指している方々に
「日本語でできないことは、英語でも
できない」、と私は言いたい!

つまりだ、日本語でも人に挨拶したり
自己紹介をしたり、初対面の人と
雑談を続けることができない人が、
英語を勉強したら、英語で雑談が
できるようになると思いますか?

日本語でも、パーティーに行って
知らない人に話しかけ、会話を
続けることができない人が、「英語」
を勉強したら、アメリカでPartyに言って
「英会話」ができるでしょうか?

皆さんはびっくりするかもしれませんが、
英語学習者の中には、日本語でも
自己紹介で何を言っていいかわからない
と言う生徒さん達が大勢います。
私は大学で英語を教えています。
その様な生徒さんは存在します(笑)

その人たちが英語を学んで、英語で
自己紹介や雑談ができるようになるとは
到底思えません。

まず、日本語ベースでの

コミュニケーションスキル、社交
スキル(social skill)を身につけて
ほしいですね。

授業をしやすくするためではありませんよ。
皆さんが、英語を実用的に使えるように
なるためにです。

まあ、英会話のテキストにもとづいた
疑似会話をすることで満足な方は
コミュニケーションスキル、社交
スキル(social skill)とか余計な
お世話でしょうけど (笑)

In conclusion

まあ、言いたいことは、
日本語でできないことは
英語でもできないと言うことです。

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ライティング – リーディング・インプット

ライティングには型がある

仲のいい友達へのメールや
Facebookへの書き込みは、
ある程度好きなように書けば
いいのですが、論文、エッセイ、
ビジネスの文書等などは、決まった
型と言うか書式があります。
これは、英語に限ったことでは
ありません。

TOEFLライティングのクラスで
は、エッセイの構成をまず教えます。
構成を考えてから、その枠組みに
情報(英文)を流し込みます。

教本や英語学校で構成・型を学ぼう

英文の構成・型は覚えてしまえば
いいだけなので、あんまり問題じゃ
ないですよね。
一番の問題は知らないことです(笑)

これは本屋に行けばいくらでも英語
ライティングの本が売っていますし、
ネットでも探せばただで学べます。

手取り足とり教えてほしいのであれば
英語学校とかに行けば、喜んで
教えてくれるでしょう。

でも、大変なのは構成よりも
実際の英文です!

英語表現はインプットから

ライティングに限らず、言語習得
の基本はインプットです。
当然のことですが、自分自身に
「英語」をとりこまないと何も
出てきません。

各英語学習者が, 必要としている
英文の構成や型を習得した後は、
中身の英文を書くだけの力をつける
必要があります。

その第一歩としてインプットが
あるのですが、やはり自分が書こうと
思っている英文と, 同タイプの物を
沢山インプットすることをおすすめします。

英語で論文を書く必要がある人は
英語論文をいっぱい読んでください。
英語でエッセイを書く必要がある人は
エッセイを多読してください。
英語で注文書を書かなくてはいけない
人は英語の注文書に目をとおして下さい。

あたり前の事を長々と書いてしまいました。

See you again!

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スピーキング - 英会話の何が難しいのか

ある言語を話すと言うこと

第二言語を話せるように
なる事はすごく大変なことです。
当然ですが、多大な時間、努力を
注ぎこまないとできません。

私自身も「英語を話せるようになりたい」と
苦しみながら、日々頑張っている生徒
さんを何人も知っています。

でも、何をもって「話す」とこれらの
生徒さんは思っているのだろうか?
自分が言いたい事を、英語で
表現できるレベルだったら、難しいけど、
地道な勉強でなんとか出来ます。

つまり下記の内容程度の事を、英語で
表現する事を「話す」と言うのであれば。

「来年アメリカに行きます」
「コーヒーはいかがですか?」
「私は大学で英語を専攻しています」
「おくれてごめんなさい」

あるいは、「スピーチ」をスピーキング
(英語を話すこと)と言うのであれば、
しつこく追求すれば到達可能なゴールです。

つまり英語を発するだけでしたら、
発音等も含め、がんばればなんとかできます。

 

キャッチボールとしての会話

しかし、会話とは相手があって
成立します。
勝手に英語を一方的に話す
だけでは、会話ではありません。
相手の言ったことに適切に
反応するのです。

と言うことは、リスニングができないと
そもそも「会話」と言う意味での
英語のスピーキングはできません。

でも、それは別のスキルとして考え、
ここでは、相手の言っている事はわかる
と言う前提で、「英会話」の難しさを考えましょう。

相手との関係

まず、相手との関係を考える必要が
ありますよね。相手が友達、先生、上司
パーティーで会ったばかりの人、それぞれ
適切な表現や言い回し、そして適切な反応
が必要ですよね。

状況に応じた英語

また、職場、授業、パーティー、
会議等、状況によっても、話す
内容も英語表現も変わってきます。

確かに英語には日本語で言うような
システィマテックな敬語はありません。
でも、丁寧な表現とか、目上の人に
適切な言い回しとかはあります。

会話のスピード、テンポのよさ

そして、リアルワールド(厳しい現実社会)
では、英語のスピードは大きな意味を
持ちます。

例えば、アメリカに行って生活
するとしましょう。学校とかパーティー、
あるいはなんかの習い事の場で、
友達を作ろうとして、英語で話しかけ、
会話を始めたとします。

もし、あなたの話す英語が、スロー
モーションだったら、あなたのゆっくりした
英語を根気強くいつまでも聞いてくれる人
は少ないでしょう。

日本に興味があるとか、あなたがかわいい
とか特別な理由があれば別ですが…

英会話のレッスンと現実はちがう

英会話学校の先生はニコニコしな
がら、あなたのゆっくりどころか、
たどたどしい英語を聞いてくれるかも
しれませんが、現実は厳しいと思いますよ。

だから、私は他言語を習得しようとする時、
覚えようとする言語のターゲットのフレーズを
速く言えるように練習します。

速く言えなければ、言えた事に
ならないと言うのが私の持論です(笑)

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リーディング – 量が物を言う

英書の多読が効果的

多読とは簡単に読めるレベル
の物を、文字通りたくさん読む
ことです。精読とは異なり、辞書を
ひいたり、一文一文訳していきません。
それよりも、ストーリー(物語)を
楽しむために行う読書です。
英語ではPleasure readingと言います。
完璧にわからなくても、読みすすんで
内容を追うのです。

勉強からほど遠いイメージかもしれ
ませんが多読はいいことづくめです。

英語の感覚・フィーリング

やはり、多読をすることの一番の
メリットは、英語と言う言語のFeeling
・感覚が得られことだと思います。

言語に対するFeelingがない人は
英語をアルファベットと言う記号で示された
暗号の羅列、数式、化学式としてとらえて
いるのでは?
そう、まさになんかの記号ですよね。
言葉と言う実感がわきません。
でも、誰でも最初はそうなんです。
私たちが日本語をとらえるように、
意味をもった、内容をもった言語として
英語を感じることができるようになる
ためには、あたりまえですがたくさんの
英語に触れる必要があります。
帰国子女が英語ができるのは
そういうことなのです。
彼らは現地で英語に囲まれて、意味のある
英語にたくさん触れてきたのです。
必ずしも、現地で死ぬほど勉強したとは
限りません。
おさらくしなかったでしょう(笑)
しかし、日本にいながらして、英語習得の
ために英語に触れる事は可能です。

その方法の中でも効果的なのが多読です。
私も多読支持派です。

語彙・表現が身につく

母国語の語彙習得においては
リスニングよりリーディングを
とおして行われていることは、

リーディング – 語彙習得は圧倒的にリーディング

で説明させていただきました。

このリーディングをとおして
の単語の習得は読む量が
多ければ多いほど効果的です。

そもそも、多読とは辞書をひかず
簡単な本を楽しむために読みます。
それなのに、なぜ語彙力が身につくかって?

それは簡単な文書であるがゆえに
数少ない新単語(意味を知らない単語)
が周りの知っている言葉で形成された
文脈から推測できるからです。

そう、未知の単語の前後が知っている単語
ばかりで、ストーリーの筋がわかるから
単語の意味の推測も可能になるのです。
そのようにして私たちは語彙を増やしています。

逆に言ったら、知らない単語が出てきても
前後の文脈から推測できるくらい簡単な
本をたくさん読むべきなのです。
これがまさに多読です!

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