月別アーカイブ: 2016年4月

リーディング - 多読は簡単な本を

楽しむために読む

以前、私が一番大事だと
思っている多読の定義として、
「楽しむために読む」をあげました。

リーディング - 多読とは?

実はこれ以外にも多読の定義(条件)
はあります。でも、それぞれ
結局のところは「楽しむために読む」
と関係してきます。

簡単な英語の本を読む

多読で読む本の英語のレベル
ですが、ストーリーを楽しめる
くらいの簡単な英語で書かれた本を
読んでください。

ただ、ストーリーが楽しめるかどうか
は個人差があるので、話の筋が
わかるレベルの本と言う言い方を
しましょうか?

話の筋がわからなければ、当然
楽しめませんから。

簡単な本で効果があるの?

これはよく生徒さんにきかれる
ことなんです。

日本人全員をひとくくりするに
するつもりはありませんが、
多くの方々が、「楽しい事が
勉強になるわけがない」、と言う
考えを持っているように思われます。

勉強とは「楽しくない」「厳しい」
ものだと言う固定観念がある
ようですね。

簡単な英語でも力はつきます

簡単な本を沢山読めば、英語力が
つきます。それが多読です。
多読(Extensive Reading)と言うのは,
英語教授法、第二言語習得と言った
学問の中でも、重要な言語習得法と
して認められています。
日本ではやっと最近主流になって
きたのかな?

おそらく皆さんは中学や高校では
多読をしなかったのかもしれません。
一文一文細かく文法的に解析して
和訳していくのを精読と言います。
皆さんが学校で行っていたのは
精読では?

私のTESOLの先生方も支持

私はTemple 大学ジャパンで、
英語教授法の修士をとりましたが、
どの教授もextensive readingの
効果については力説していました。

多読による語彙・表現の強化に
ついては以下の項目に:

リーディング – 量が物を言う

ですから、簡単に読める英語の本を
たくさん楽しんでください。
それが多読です。

英語力が絶対つきます!

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リーディング - 多読とは?

ただ多く読むだけじゃない

「多読」と言う言葉、英語学習者なら
きいたこと、あるいはみたことが
あるのではないでしょうか?

本屋さんの英語学習本のコーナー
に「多読」関係の本、最近は結構たくさん
おいてありますよね。

でも多読はただ単にがむしゃらに
英語をたくさん読むだけではありません。
ちゃんと定義(条件)があるのです。

 

多読の定義

もちろん定義と言っても統一している
わけではありません。英語習得に
携わっている人達は、各自自分の
納得のいく定義を持っていると思います。
と言うことで、ここでは私の思うところの
「多読」について書きます。

ちなみに英語では多読は
Extensive reading と言います。
専門家の間では省略してERとか
言っています。
最初TESOLの講義で聞いた時は、
緊急治療室(emergency room)かと
思いましたよ!(笑)


楽しむために読む

まず、私にとって一番大事な定義は
楽しむために読むと言うことです。
「え?楽しむため?英語力つけるためじゃないの?」
と思った皆さん、もちろん英語力はつきますよ。

でも、趣味として英語の本を読めたら
素晴らしいと思いません?
物語がめちゃくちゃ面白いから、「楽しみ」として
読めたら、人生にプラスだと思いませんか?
楽しいことが一つ増えるわけですから。
もし、こうなったらあなたの英語力は飛躍的に
伸びますよ!


趣味とまでいかなくても

私が言った「楽しむために」と言うのは
趣味や楽しみまではいかないとしても、
少なくとも学校の宿題として与えられた
本を読んだり、読書感想文を書かされたり、
本の内容に関する読解問題をするような
事はせずに、本の内容を楽しむために
読むと言うことです。

楽しむために読むので、当然自分が
好きな本を読むのです。先生が本を
選ぶのではなく、学習者が主体的に
読みたい本を選ぶのです。

本を読み終える期限も、テストも、
読書感想文も当然ありません。

楽しむために読むのですから、面白く
なかったら途中で違う本に変えても
いいのです。
(経済的な問題はあるでしょうが)

これがExtensive Readingの一番
大事な事だと私は思います。

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