スピーキング - 英会話の何が難しいのか

ある言語を話すと言うこと

第二言語を話せるように
なる事はすごく大変なことです。
当然ですが、多大な時間、努力を
注ぎこまないとできません。

私自身も「英語を話せるようになりたい」と
苦しみながら、日々頑張っている生徒
さんを何人も知っています。

でも、何をもって「話す」とこれらの
生徒さんは思っているのだろうか?
自分が言いたい事を、英語で
表現できるレベルだったら、難しいけど、
地道な勉強でなんとか出来ます。

つまり下記の内容程度の事を、英語で
表現する事を「話す」と言うのであれば。

「来年アメリカに行きます」
「コーヒーはいかがですか?」
「私は大学で英語を専攻しています」
「おくれてごめんなさい」

あるいは、「スピーチ」をスピーキング
(英語を話すこと)と言うのであれば、
しつこく追求すれば到達可能なゴールです。

つまり英語を発するだけでしたら、
発音等も含め、がんばればなんとかできます。

 

キャッチボールとしての会話

しかし、会話とは相手があって
成立します。
勝手に英語を一方的に話す
だけでは、会話ではありません。
相手の言ったことに適切に
反応するのです。

と言うことは、リスニングができないと
そもそも「会話」と言う意味での
英語のスピーキングはできません。

でも、それは別のスキルとして考え、
ここでは、相手の言っている事はわかる
と言う前提で、「英会話」の難しさを考えましょう。

相手との関係

まず、相手との関係を考える必要が
ありますよね。相手が友達、先生、上司
パーティーで会ったばかりの人、それぞれ
適切な表現や言い回し、そして適切な反応
が必要ですよね。

状況に応じた英語

また、職場、授業、パーティー、
会議等、状況によっても、話す
内容も英語表現も変わってきます。

確かに英語には日本語で言うような
システィマテックな敬語はありません。
でも、丁寧な表現とか、目上の人に
適切な言い回しとかはあります。

会話のスピード、テンポのよさ

そして、リアルワールド(厳しい現実社会)
では、英語のスピードは大きな意味を
持ちます。

例えば、アメリカに行って生活
するとしましょう。学校とかパーティー、
あるいはなんかの習い事の場で、
友達を作ろうとして、英語で話しかけ、
会話を始めたとします。

もし、あなたの話す英語が、スロー
モーションだったら、あなたのゆっくりした
英語を根気強くいつまでも聞いてくれる人
は少ないでしょう。

日本に興味があるとか、あなたがかわいい
とか特別な理由があれば別ですが…

英会話のレッスンと現実はちがう

英会話学校の先生はニコニコしな
がら、あなたのゆっくりどころか、
たどたどしい英語を聞いてくれるかも
しれませんが、現実は厳しいと思いますよ。

だから、私は他言語を習得しようとする時、
覚えようとする言語のターゲットのフレーズを
速く言えるように練習します。

速く言えなければ、言えた事に
ならないと言うのが私の持論です(笑)

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