こなすと習得は違う

 講師として一言申したい!(笑)

私は英語の講師をして
生計をたてています。

私の英語のクラスには
英語を習得したくて、高い
お金を払って生徒さんが
来ます。

もう20年以上この仕事を
していますが、いわゆる
「残念な生徒さん」と言うか
「わかっていない生徒さん」
を何人もみてきました。

これは、愚痴を言うために
書いているのではありませんよ!(笑)
愚痴は他の所で言っていますので…

これは、皆さんの英語の習得に
役立つようにと思って書いています。
英語を習得してほしいと思い綴ります。

英語習得に対する姿勢について

やっと本題に… すみません。

私は言語は本来、人と人との
コミュニケーションのために
あると思っていますので、
私のクラスでは生徒さん同士で
ペアを組んで、会話練習を
することが多々あります。

練習なくして上達、習得、そして
使える様にはならない。

ところが、生徒の中には習得、上達に
関係なく、ただ単に私に言われたことを
「こなしている」人たちがいる。
しかも、結構いる。

例えば、教科書に趣味に関する質問が
10問書いてあって、それをお互いに
ききあうActivityがあるとしましょう。
10分間練習の時間を与えます。

5分くらい経過すると、日本語で
雑談してたり、ボーッと座ってい
る生徒さんがぽつぽつと。

ボーッと座っている生徒さんに
「どうしたんですか?」ときくと
誇らしげに、「もう終わりました」と言う。

「じゃあ、この質問をきかれたら
スラスラ答えられるんですね?」
と、私が尋ねると、「そんな無理ですよ」
みたいな顔をしている。

その一方で…

でも、中には一通り質問を
したあとにも、同じ質問を
繰り返し練習しているペアも。
「もう一回やろうか」って言う
前向きな姿勢の生徒さんもいる。

あるいは、英語で追加質問をして
英語で話を続けている生徒さんも。

そうなんです、指示をしなくても自発的に
関連質問(follow up questions)
をしている生徒さん達がいるんです。

私が言いたいことわかりますよね。

こなすと習得は違う

そう、前者の生徒さん達は
「こなしている」んですよね。
まるで、自分の意志と関係なく
一方的に与えられた課題かのごとく。
講師に言われたからやっていて、
何のために練習をしているか、
わかっていない。(考えない?)

まあ、中学生とか高校生だったら
わかります。

大学生? まあ、ありえるかな(笑)
もちろん、本当はあってはいけないんですよ。

しかし、大人でもこういう人めずらしくありませんよ。
悲しくなりますね…
だれのために「こなして」いるのだろう?

私のため?
講師に言われたから?

目的意識をもって

もちろん読者の皆さんは、
英語習得に向けて、目的意識を
もって、自発的に行動をおこして
練習に取り組んでいますよね。

私が英語教授法、TESOLの修士課程を
やっていた時、いまだに心に残っている
言葉があります。

Take responsibility for your own learning

ぜひ、この姿勢を持ち続けてください

Please follow and like us:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>